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第20回日本運動疫学会学術総会および優秀賞・奨励賞のご報告

第20回日本運動疫学会学術総会 準備委員長
浅田史成(大阪労災病院治療就労両立支援センター)


2017年6月17日(土)、18日(日)の両日に神戸大学楠キャンパスにおいて、記念すべき第20回日本運動疫学会学術総会を開催しました。
学会には総勢158名の方からご参加をいただき、両日通して非常に有意義な学術総会となりました。今大会におきましては、例年にない数のプログラムを組み込み、プログラムの充実を図りました。また、学会当日は猛暑が予想されたため、クールビズでの参加を奨励しました。

学術総会のプログラムは、『Physical Activity and Life Stage 〜行動変容を促すために何をどこまでできるか〜』というテーマで、野村卓生学会長(関西福祉科学大学)の学会長講演で始まりました。
その後、特別プログラムにおいては、江崎禎英先生(経済産業省)からは『健康・医療データの活用〜生活習慣病における行動変容を目指して〜』、中山健夫先生(京都大学)からは『ヘルスコミュニケーションの視点から』、澤田亨先生(医薬基盤・健康・栄養研究所)からは『国内外における健康づくりに関連する運動疫学研究の成果とその発信〜運動疫学研究と「ガイドライン」や「声明」の「これまで」と「これから」の関係〜』について、それぞれ講演いただきました。各先生の視点から、運動疫学の成果をどのように社会に発信していくべきかについての示唆をいただき、パネルディスカッションにおいても熱いディスカッションが繰り広げられました。
指定講演@では、土井剛彦先生(国立長寿医療研究センター)、杉本大貴先生(国立長寿医療研究センター)にご講演いただき、認知症になる前となった後のそれぞれのフェーズにおける身体活動の最新の知見をご紹介いただきました。
一般演題を行った後、シンポジウム@を行い、加藤清也先生(国際航業株式会社)、米内雄樹先生(株式会社TANITA)、齋藤光先生(株式会社カーブスジャパン)の3名の先生から、ヒトの健康行動を変えるための企業としてのユニークな取組みをご紹介いただきました。
一日目の最後には懇親会が開催され、約100名が参加しました。ご当地のワインや日本酒を交わしながらの懇親会は、普段とはまた違う形での交流や意見交換ができ、とても盛り上がりました。

二日目は、まず、指定講演Aとして、井上順一朗先生(神戸大学医学部附属病院リハビリテーション部)、牧浦大祐先生(神戸大学医学部附属病院リハビリテーション部)には、がんの予防、治療、そして、がんサバイバーとして生きて行く上での身体活動の意義についてご講演いただきました。
ついで、一般発表の後に、ミニレクチャーとして山本精一郎先生(国立がんセンター社会と健康研究センター)より「研究コンセプトのブラッシュアップ」と題して研究法についてのご講演をいただきました。
その後、日本運動疫学会プロジェクト研究委員会委員長の小熊祐子先生(慶應義塾大学)より本プロジェクトについての説明があり、現在進行中のプロジェクト研究について中田由夫先生(筑波大学)からは「介入研究によるエビデンスの「つくる・伝える・使う」の促進に向けた基盤整備」、笹井浩行先生(東京大学)からは「運動疫学セミナーの評価に関する調査研究」についてそれぞれ報告がありました。また、齋藤義信(慶應義塾大学)より新規採択研究である「身体活動環境のオーディットツールの作成と評価」についての発表がありました。
続いての日本運動疫学会公式声明においては、武田典子先生(工学院大学)より身体活動のバンコク宣言の概要説明と日本語訳紹介をしていただきました。
最後の講演プログラムであるシンポジウムAでは、田中千晶(桜美林大学総合科学系)より子どもの身体活動、松尾知明(労働安全衛生総合研究所産業疫学研究グループ)より労働者の身体活動、大藏倫博(筑波大学大学院人間総合科学研究科)より高齢者の身体活動と、各世代における身体活動の現状と課題、そして、運動促進戦略についてご講演をいただき、その後のパネルディスカッションにおいては、生涯を通じた身体活動促進について活発な議論が交わされました。


メイン会場(シスメックスホール)

一般演題では、一般口頭発表が6演題、ポスター発表が14演題、コミュニケーション(ポスター)が2演題と合計22演題の発表がありました。口頭発表の中には、英語による発表があり、質疑応答も英語で行われるなど、例年通り大変質の高く、興味深い発表をしていただきました。ポスター発表は、例年に引き続き、ランチョンポスター形式にて、自由討論としました。昼食を摂りながら、リラックスした雰囲気の中で活発な質問や意見交換が行われていました。


ポスター発表会場(神緑会館)

一般発表22演題のうち、理事および学術委員会による審査の結果、優秀賞を杉山将太先生(東北大学大学院)、奨励賞を坪井大和先生(神戸大学大学院)が受賞されました。おめでとうございました。


優秀賞 杉山将太先生(東北大学大学院医学系研究科)

【杉山将太先生からのコメント】この度は、「日本女性における妊娠前および妊娠中期の身体活動量と低出生体重児との関連:コホート研究 〜子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)〜」という発表に対し、栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございました。共同研究者である東北大学医工学研究科の門間陽樹先生、黄聡先生、および永富良一先生の3名の先生方による温かく、かつ的確なご指導がなければ、今回の受賞に至りませんでした。3名の先生方には、この場をお借りして感謝申し上げます。本研究は、環境省の「子と゛もの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に係る予算を使用して実施されました。研究データの収集をしてくださったエコチル調査宮城ユニットセンターの方々には、この場をお借りして感謝申し上げます。さらに、本研究に参加されているお母さんとお子様達、ならびに全ての医療機関の医師・職員の方々に感謝申し上げます。最後に、学会長の野村卓生先生をはじめ、学会を運営してくださったスタッフの皆様には深く御礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


奨励賞 坪井大和先生(神戸大学大学院保健学研究科)

【坪井大和先生からのコメント】この度は、「男性オフィスワーカーにおける,通勤時身体活動(Active Commuting to Work)と仕事パフォーマンスの関連」という演題に対し、奨励賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございました。本賞をいただくことができたのも、神戸大学大学院保健学研究科の小野玲先生をはじめ、共同研究者の皆様からの日頃からのご指導があったからと存じます。この場をお借りして、深く感謝を申し上げます。また、研究先でご協力いただいた保健師の方や、研究に参加いただいた勤労者の方々にもこの場をお借りして、感謝を申し上げます。今後は本研究の研究デザインをさらにブラッシュアップし、研究の質を高めることによって、通勤を始めとした身体活動と仕事のパフォーマンスの関係を紐解いていきたいと考えています。最後になりますが、学会長の野村卓生先生を始めとした運営委員の皆様に心より御礼申し上げます。


来年度の第21回学術総会は、岡浩一朗先生(早稲田大学)が学会長となり、早稲田大学にて開催される予定です(日程、会場等の詳細は後日公開予定)。来年も、みなさまの積極的なご参加、ご発表をよろしくお願い致します。



集合写真






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