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第18回日本運動疫学会学術総会のご案内(第1報)

第18回日本運動疫学会学術総会会長
種田行男(中京大学)


 第18回日本運動疫学会学術総会は2015年6月20日(土)から21日(日)にかけて、中京大学名古屋キャンパスにおいて開催させていただくことになりました。過去5年間、日本運動疫学会学術総会は日本体力医学会大会の前日に同地で開催してきました。その理由は体力科学の研究者に対して運動疫学の認知度を高め、疫学的手法を普及するためでした。その甲斐あって、学術総会の参加者は年々増加し、最近では質の高い発表とディスカッションがなされるようになりました。
 まさに、機は熟したとの思いから、第18回学術総会は会期を2日間に延長し、贅沢に時間を使ってリラックスした雰囲気で、エキサイティングな学術総会を開催することに致しました。日程は従来の9月から運動および疫学関連の学会大会が比較的少ない6月に移しました。なお、日本体力医学会大会前日には、形を変えて日本運動疫学会の催しを継続していく予定です。
 近年、Lancet Physical Activity ObservatoryやCountry Cardを通じて、各国における身体活動の実施状況や身体活動促進のための政策、および身体活動と健康に関連する研究者数や論文数などが世界規模で比較されるようになりました。日本の位置は世界トップレベルとは言えませんが、我が国の運動疫学者数から考えれば比較的健闘していると思われます。そこで、第18回学術総会のテーマは「結集と創造」とさせていただきました。本学術総会では、我が国でコアとなる運動疫学者および運動疫学マインドを持った方々が一堂に結集し、国内外における運動疫学研究の潮流を皆で共有したいと考えます。これによって、我が国の運動疫学研究の方向性が緩やかに示され、エビデンスの創造がより促進するものと期待されます。
 また、会期中には参加者同士のコミュニケーションを快適に楽しんでいただけるように、コーヒーブレイク、ランチ、懇親会なども力を入れて準備します。運動疫学の関係者であれば必ず参加したくなるような学術総会を作り上げたいと考えています。我が国の運動疫学研究について自由に語り合える場に、多数のみなさまがお越しくださることを企画・運営関係者一同、心からお待ちしています。





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